今回の大阪コラボ中国語通訳の派遣実績は「パナソニックミュージアム見学の通訳」です。
松下電器産業(現パナソニック)創業者の松下幸之助氏は、「経営の神様」呼ばれ、中国でも有名な日本人経営者です。
積極的に外資を導入し、近代化を図ろうとしていた鄧小平氏からの要請を受け、松下氏は北京にブラウン管工場を建設。中国ではこれまでは「井戸を掘った人」とたたえられています。
そんな松下幸之助氏の高い志と、それを受け継ぎ、数々の製品や技術を生み出してきた熱き思いを未来に伝承するため、大阪府門真市に開設されたのが「パナソニックミュージアム」です。
パナソニックミュージアムは、主に「松下幸之助歴史館」と「ものづくりイズム館」から成り立っています。
世界の家電市場では、日本よりも発展している中国企業もありますが、中国にはパナソニックのような100年以上も続く老舗企業はほとんどありません。
このミュージアムでは、創業者である松下幸之助の生涯を通じて、その人生観や経営観を学ぶことができ、創業100年を超えるパナソニックのものづくりのDNAに触れることができます。
今回は日中の旅行会社が共同企画した、中国人ビジネスマン向け研修ツアーで、このパナソニックミュージアム見学の通訳をご依頼いただきました。
パンフレットや映像資料の一部は中国語対応していますが、詳しい内容の説明や、質疑応答はやはり通訳が必要とのことでした。
松下幸之助氏の著書も読んだことのある参加者も多いため、「松下幸之助歴史館」では感慨深い様子で見学され、通訳の説明に聴き入っていました。
「ものづくりイズム館」では、多くの日本の家電メーカーが撤退したり、買収される中、今も発展し続けるパナソニックのものづくりの魂や、技術の伝承についても興味深く聴いていました。
最近はこのような中国人ビジネスマン向けの研修ツアーの通訳依頼が増えています。
研修ツアー以外の通訳でも対応可能ですので、大阪、京都、神戸で中国語通訳をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。